まず、国際関係論の中心が国際政治学であり、国際政治学の中心が安全保障であるとの認識にたち、「戦争学」を学ぶための読書ガイドをこの日記では書きたいと思う。
 なお、独りよがりにならないために、石津氏の読書ガイド(『戦争学原論』)と自身の読んだ本と重なるもののみを取り上げることにする。

読書ガイドとして大変石津氏の『戦争学原論』は優れている。

なお、順不同となるが、時間の省略のため、苗字+『書名』という書き方にあえてします。
アマゾンで調べてください。

全体像について

1)クラウゼヴィッツ『戦争論』
2)M.ハワード『ヨーロッパ史における戦争』
3)キーガン『戦略の歴史』
4)クレフェルト『戦争文化論』
5)〃『補給戦』
6)〃『戦争の変遷』
7)グレイ他『戦略論ー現代世界の軍事と戦争』
8)石津『戦略原論』
9)石津『名著で学ぶ戦争論』(これは読書ガイドなので、どうなのかなと思う)
10)永井『現代と戦略』
11)土山『安全保障の国際政治学』
12)田中『新しい中世』
13)防大『安全保障学入門』
14)カント『永遠平和のために』
15)ツキディデス『歴史』
16)ハンチントン『軍人と国家』
17)ナイ『ソフト・パワー』(→今は『スマート・パワー』の方をいずれかであれば入れるべき)

18)石津『戦争学原論』

やや古く、この本が入っていないのは?と思うところもあるが、穏当であろう。

ただ、石津氏の翻訳書や石津氏の著作が多いのは気になる。

なお、18冊ではなく、分量の関係で20冊は超えることになる。

これから省くとなれば
9,12,14,18であろう。
すると、18-4=14

1冊と言われれば、7をおすすめする。

初学者にクラウゼヴィッツはきつい。
4-6は世界的に評価が高い先生ではあるが、独特の立ち位置(個人的には好き)。

13はやや中途半端な構成。しかし、網羅的である。

11は安全保障の本では一番優れている(リアリズムが主だが)

16は国際政治のはじまり?ともいわれるツキディデスの『歴史』。
セキュリティ・ディレンマやコンストラクティビズム的な考え方まであり、核革命以外は全てある。

コメントのしない本は可もなく不可もなくである。

初心者向けに3冊これから選べといわれれば、

7)グレイ他『戦略論ー現代世界の軍事と戦争』
11)土山『安全保障の国際政治学』
15)ツキディデス『歴史』

となる。

ただ、私が読書ガイドとして10冊あげよといわれれば、7,11,15に加え、
モーゲンソー『国際政治』
ナイ『スマート・パワー』
キッシンジャー『国際秩序』
アリソン『米中戦争前夜』
クレピネヴィッチ『帝国の参謀』
川崎『社会科学としての日本外交研究』
ギャディス『歴史としての冷戦』
をあげる